埼玉県川口市芝にある歯医者さんです。 |
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歯周病とは、歯周病菌による感染症で、顎の骨が溶かされる病気で、一般的に歯槽膿漏と呼ばれています
歯石がたまっている、口臭がひどい、歯肉から血が出る、歯がぐらぐらする、などの症状がある場合には歯周病の疑いがあります
歯周病は、かなり進行しないと症状がでないので、早いうちの治療が大切になるのです
放っておくと、抜歯になることもありますので、十分に注意が必要な病気なのです
西村歯科医院では、保険範囲であっても十分な効果のある治療をすることが可能です
患者様の意見を可能な限り取入れ、最後まで歯を保存していきたいと、考えております
*歯肉炎
歯を磨いた時に出血が出る場合、まずは、歯肉炎が疑われます
歯肉炎の場合は歯茎が炎症を起こしているので、赤くなり腫れています
この段階では、歯や骨にダメージはありません
歯周ポケットを測ると2〜3mmぐらいです
治療法は、スケーリングおよび正しいブラッシング
*軽度歯周炎
ブラッシングおよびフロスを行うたびに出血がありますが、症状は歯肉炎とほぼ変わりはありません
主に、歯石の付着が見られます
この時点では歯周炎であることに気づくのは難しいのですが、歯と歯茎を付着させる組織が溶けています
歯周ポケットを測ると3〜4mmぐらいです
治療法は、スケーリング、ルートプレーニングおよび正しいブラッシング
*中度歯周炎
歯の周辺組織の破壊がさらに進行して骨まで溶け出します。そのため、冷たいものや熱いものがしみるようになります
歯茎の腫れもひどくなり、膿が出るようになるために口臭も気になるようになります
この段階になると、歯周病だと多くの人が気付くようになります
歯周ポケットを測ると4〜5mm以上になります
治療法は、スケーリング、ルートプレーニングおよび正しいブラッシングおよびフラップ手術をする場合があります
フラップ手術は局所麻酔後、歯茎を切開し、隠れているプラークや歯石を取り除き、歯周病の進行を止める手術です
*重度歯周炎
歯を支えている骨の半分は破壊されている状態となりますから歯がグラグラと動きます
歯茎の色は赤紫になり、ちょっと触っただけで出血が起きる状態になります
食事をするのも難しい状態で、歯がグラグラして、歯と接している歯茎がさらに腫れ、化膿が進みます
歯と歯の間が広がり、歯茎が下がって、歯が長く見えます
治療法は再生療法を用いて歯周組織の再生をはかるかことが多いです
しかし、ここまで進行すると抜歯になる可能性が高くなります
1 歯周基本治療
進行の程度にかかわらず、初めに行われるべき治療が歯周基本治療です
原因である歯垢(プラーク)の除去および歯石の除去、歯根の表面の滑択化(滑らかにすること)、ブラッシング指導、ぐらぐらする歯の咬み合わせの調整などを行います
・プラークコントロール:歯垢の除去を行うこと。歯磨きが主となる
除去が不十分な場合は、歯科医院で器械的に除去することもある
・スケーリング:歯や歯根の表面に付着した歯垢や歯石を、スケーラーと呼ばれる器具で取り除くこと
・ルートプレーニング:歯根の表面のざらつきや、歯石、毒素や微生物で汚染された表層を滑沢にして除去する方法
多くの場合スケーリングと同時に行われる
これらの基本治療により、歯周組織が改善され、歯周ポケットの深さが基準値(2〜3mm)を維持できるようになれば
メンテナンス(定期検診)に移行します
2 歯周外科治療
歯周基本治療を行ったにもかかわらず、一部歯周ポケットの深さが改善されず、歯周ポケット内の細菌や汚れをブラッシングで除去できない状態や、
歯周病の改善が見込めない場合に
外科的に歯肉を切開して炎症を起こした組織や歯垢、歯石を除去した後、
歯肉を縫い合わせることで歯周ポケットの深さを
減少させる
フラップ手術という治療法があります
また特殊な材料を使用して、部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります
それぞれの病態にあった方法が適応されます
これらの治療により、歯周ポケットの深さが改善されれば、メンテナンスに移行します